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あなたはここにいなくとも
著者:町田そのこさん 5つの短編集には高齢者の女性たちが登場。 様々な体験を通しての言葉。言葉からだけではなく、 やり方を通しても気付かせてくれた。 本来の、自分らしい生き方をしていきたい人にも読んでみてねと 勧めたくなる1冊☺️ 尊敬されるおばあちゃんになりたいな。 -
銀座のクリスマス
12月の銀座。 今年も一年で一番の活気が戻り、人の波が街並みを彩っています。 ちょうど一週間前の夕方のこと。 中央通りに面した書店で、一冊の本が私の目を引きました。 「これ、読みやすい」 最初の2ページを読んで、迷わずレジへ。 この物語の舞台は、3月の銀座。 ページをめくるたびに、実在する銀座の名店が次々と登場します。 和光、ティファニー、木村屋、パウリスタ、 歌舞伎座・・・ そして先ほどの書店――。 まさに銀座そのものが 物語の中心に据えられているのです。 ほぼ同じ時間帯、ほぼ同じ場所で... -
輝く夜
著者:百田尚樹さん 来週はクリスマスイブ🎄 そんな時期に読むのにピッタリな5つの短編集。 夢物語。 奇蹟的な出来事。 心の綺麗な人たちがそれぞれのお話に出てきます。 平凡かもしれないけれど、 平和で穏やかに過ごせることが何よりも幸せなんだなぁ。と 気付かせてくれる1冊であり、胸キュンです^^ -
川のほとりに立つ者は
著者:寺地はるなさん 2023年本屋大賞入賞作品。困難な特性を持った人たちが登場し、 そういった人たちにどう関わっていけばよいのか。 誰にでも苦手なことはある。その苦手なことを利用されてしまう。 心根は優しくて。固定観念が払い落とせる。 学びの1冊にはなったけどモヤモヤ感。 -
逆転ミワ子
著者:藤崎翔さん 『逆転美人』ほどの驚きはなかったものの、 今回もよく考えられていました。 謎解きしながら楽しく読めました。 お金は得られたが幸せ気分は長続きするのだろうか…? なんてことを想像しながらの読了。 -
聖女の救済
著者:東野圭吾さん TVドラマで放映されていたが、当時、この回は見ていなくて。 小説とは内容も違うらしく。 トリック、伏線、人の心理などよく考えて描かれていた。 表紙のパッチワークが気になったがそういうわけだったのね。 現実、こんな完全犯罪があったら見抜けるのか!? 救済の言葉が深い☺️ -
正体
ずーっと読んでみたいと思っていたが、 厚みがあって逃げていた小説。 ようやく手に取り読み始めたら先が気になり、 捲る手止まらず。素の人柄は隠せず。 それを見逃さずに良き理解者が早くに現れて欲しかった。 介護職と人の死を結びつけて、考えもさせられた。 やるせ無さが残った。 #正体 #染井為人 #読了 #読書記録 #映画化 -
きさらぎさんちは今日もお天気
きさらぎさんちは今日もお天気 古都こいと(著) 酒井以(イラスト) 今回ご紹介する作品の主人公は、小学校6年生の男の子です。 私が同じ年の頃、 夢中になって読んでいたのは「ズッコケ三人組」シリーズでした。 同世代の方なら、あのワクワク感を覚えている方も多いのではないでしょうか。 もしあの頃、 小学校の図書館にこの本があったら、さらに読書が好きになっていただろうな・・・。 そう思えるほど、この作品は小学生にぜひ読んでほしい一冊です。 さらに、 かつて児童文学に心を奪われた大人たちにもオスス... -
秘密
バス転落事故により妻と娘を失う夫。だったが、 娘は奇跡的に助かるも中身は妻という。 奇妙な夫婦生活が始まる。 2人の複雑な心の動きなどが丁寧に描かれていく。 ラストに近づくにつれてドキドキが止まらず。 読後感に心が震えた。 「秘密」のタイトルに納得。 映画鑑賞もしたくなる😌 #秘密 #東野圭吾 #読了 #読書記録 #日本推理作家協会賞受賞 -
華ざかりの三重奏
定年退職し、 独身女性が東京を離れて群馬で中学時の同級生と 一緒に暮らし始めることに…。 子どもがいるから老後の面倒をみてもらえるとか、 考え方は大きく変化している時代。 少女漫画を読みまくる場面が登場するので気になりつつも、 足腰は鍛えておかないとなぁ。 還暦以降の生き方☺️ #華ざかりの三重奏 #坂井希久子 #読了 #読書記録 #還暦 -
その愛の程度
『夫婦三部作』の第1作目。2、3作と全て読み終えました。 感情が大きく揺さぶられたくないときに、 小野寺さんの小説が読みたくもなる。 お子さんがいる人との結婚って ハードル高いなと。 パートナー含めて好きにならないとなんだろうね。 それと顔が好きだから。の考えは アリです☺️ 結婚を考えている人や お子さんがいる人との結婚を考えている人にも オススメ本。 主人公の守彦さん35歳の人物像が 小野寺さんらしい☺️ 物語の主人公の守彦さんの後輩 小池くんの考え方は好きだな。 ズレているようでズレてはい... -
手紙
強盗殺人犯の兄の弟の視点で物語が進んでいく。 幸せを手に掴んだと思っては、加害者の家族として 次々と断念していくことになってしまう。 弟の就職先の社長の言葉に重みを感じた。 「差別はね、当然なんだよ」 物語の終わり方に放心した状態に近くなった。 深くて考えさせられた。 身寄りが少なすぎたし、 若すぎる兄弟を助けることが出来たなら 犯罪とは無縁だったかも知れない。 罪を一生背負う結果が悲しい。 #手紙 #東野圭吾 #読了 #読書記録 #犯罪 #差別 #家族