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哀愁しんでれら もう一人のシンデレラ
著者:秋吉理香子さん ただ幸せになりたかっただけなのに。 8歳になる娘がいる、10歳以上離れた夫との結婚生活。 継娘や夫の行動、考え方にゾッとさせられた。 ラストの展開は、秋吉理香子さんワールドだったな。 3人それぞれの視点で進んでいく物語。 大晦日に読了☺️ -
大晦日の大宮駅
8番線のベンチ。 電車を待ちながら、小説を開いていました。 ここから高崎へ向かう電車は本数が少なく、 待ち時間で小説を6ページほど進めることができました。 ようやく電車が到着。 乗り込むと予想外の混雑ぶりで、空席は一つもありません。 仕方なく座るのを諦め、運転席近くの壁に寄りかかりました。 再び小説のページをめくります。 30分も経つと、車窓には田んぼや畑が次々と流れていきます。 懐かしい風景に、育った田舎が近づいているのを実感しました。 今は家族や親戚と過ごす時間を楽しみにしていられ... -
禁忌の子
著者:山口未桜さん 話題のデビュー小説。ようやく読み始めたら、 冒頭の出来事から心を鷲掴みされて スピーディーに読み進めていった。 重くて深刻な内容だった。 その後の日常が知りたくなる。 医師の城崎先生。違和感にするどく、 感情にじゃまされず見事な解明でした。 シリーズ第2弾も気になります。 -
今だけのあの子
女性同士の友情がテーマの 5つの短篇ミステリ集。 どの物語も繋がりがあって読み応えあり。 最後の高齢者女性同士の友情が良かった。 亡くなった夫が妻へ残した メッセージに愛を感じた。 人生において出会う人たち。 たとえ短い期間であっても 大切にしたいなと思えた内容でした☺️ 解説は、全物語を読み終えてから 読んでみてくださいね。 また読み返したくなるかと😉 著者:芦沢央さん -
あなたはここにいなくとも
著者:町田そのこさん 5つの短編集には高齢者の女性たちが登場。 様々な体験を通しての言葉。言葉からだけではなく、 やり方を通しても気付かせてくれた。 本来の、自分らしい生き方をしていきたい人にも読んでみてねと 勧めたくなる1冊☺️ 尊敬されるおばあちゃんになりたいな。 -
銀座のクリスマス
12月の銀座。 今年も一年で一番の活気が戻り、人の波が街並みを彩っています。 ちょうど一週間前の夕方のこと。 中央通りに面した書店で、一冊の本が私の目を引きました。 「これ、読みやすい」 最初の2ページを読んで、迷わずレジへ。 この物語の舞台は、3月の銀座。 ページをめくるたびに、実在する銀座の名店が次々と登場します。 和光、ティファニー、木村屋、パウリスタ、 歌舞伎座・・・ そして先ほどの書店――。 まさに銀座そのものが 物語の中心に据えられているのです。 ほぼ同じ時間帯、ほぼ同じ場所で... -
輝く夜
著者:百田尚樹さん 来週はクリスマスイブ🎄 そんな時期に読むのにピッタリな5つの短編集。 夢物語。 奇蹟的な出来事。 心の綺麗な人たちがそれぞれのお話に出てきます。 平凡かもしれないけれど、 平和で穏やかに過ごせることが何よりも幸せなんだなぁ。と 気付かせてくれる1冊であり、胸キュンです^^ -
川のほとりに立つ者は
著者:寺地はるなさん 2023年本屋大賞入賞作品。困難な特性を持った人たちが登場し、 そういった人たちにどう関わっていけばよいのか。 誰にでも苦手なことはある。その苦手なことを利用されてしまう。 心根は優しくて。固定観念が払い落とせる。 学びの1冊にはなったけどモヤモヤ感。 -
逆転ミワ子
著者:藤崎翔さん 『逆転美人』ほどの驚きはなかったものの、 今回もよく考えられていました。 謎解きしながら楽しく読めました。 お金は得られたが幸せ気分は長続きするのだろうか…? なんてことを想像しながらの読了。 -
聖女の救済
著者:東野圭吾さん TVドラマで放映されていたが、当時、この回は見ていなくて。 小説とは内容も違うらしく。 トリック、伏線、人の心理などよく考えて描かれていた。 表紙のパッチワークが気になったがそういうわけだったのね。 現実、こんな完全犯罪があったら見抜けるのか!? 救済の言葉が深い☺️ -
正体
ずーっと読んでみたいと思っていたが、 厚みがあって逃げていた小説。 ようやく手に取り読み始めたら先が気になり、 捲る手止まらず。素の人柄は隠せず。 それを見逃さずに良き理解者が早くに現れて欲しかった。 介護職と人の死を結びつけて、考えもさせられた。 やるせ無さが残った。 #正体 #染井為人 #読了 #読書記録 #映画化 -
きさらぎさんちは今日もお天気
きさらぎさんちは今日もお天気 古都こいと(著) 酒井以(イラスト) 今回ご紹介する作品の主人公は、小学校6年生の男の子です。 私が同じ年の頃、 夢中になって読んでいたのは「ズッコケ三人組」シリーズでした。 同世代の方なら、あのワクワク感を覚えている方も多いのではないでしょうか。 もしあの頃、 小学校の図書館にこの本があったら、さらに読書が好きになっていただろうな・・・。 そう思えるほど、この作品は小学生にぜひ読んでほしい一冊です。 さらに、 かつて児童文学に心を奪われた大人たちにもオスス...