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おいしいごはんが食べられますように
著者:高瀬隼子(たかせじゅんこ)さん 芥川賞受賞作品。ようやく読み始めたものの、 強い印象が残らなかった。高瀬さんの別作品の方が良かったな。 私は小説に出てくる、仕事の出来る女性推しです☺️ ラストの終わり方。えっ、結婚?って思った。 「食」勝ちなのかな。再読が必要かも知れない。 -
風の港 再会の空
著者:村山早紀さん 初作家さんとの出会い。 空港を舞台に、5つのそれぞれの人生の物語。 時に自分の生き方はこれで良かったのだろうか。と 立ち止まりながらも、不思議な出来事や出会いから、 信念に沿った生き方は間違いではなかったんだなと思わせてくれた。 空港に行きたくなります☺️ -
シフォン・リボン・シフォン
著者:近藤史恵さん 本のタイトルはお店の名前。 派手でオシャレな高級下着。服の下に隠れて見えないけれど、 自分のお気に入りを身につけると気分は上がるもの😉 ショップ店員さんのこと。身体についてのコンプレックス。 母親の介護。女性に多い病気。 読みやすかった☺️ -
夜が暗いとはかぎらない
著者:寺地はるなさん 大阪。暁町にある あかつきマーケットの閉店が決まった中、 マスコットの着ぐるみのあかつきんが行方不明に!? 町中に出没しては人助けをしているようだが、 実は中に入っている人も人々と触れ合いながら 助けてもらい救われていく。 心に寄り添い系の13の物語。 -
伝言猫が雪の山荘にいます
著者:標野 凪(しめの なぎ)さん シリーズ第二弾。 伝言猫として働くふー太。 今回は助手の力を借りて大活躍でした😊 猫の視点からの人間のあたたかさ、優しさが伝わってくること。 降り積もる雪の描写や美しい詩も出てきます。 自分が自分に会いたい。 「ほんとうに大切なのは、心です」に☺️ -
片想い
著者:東野圭吾さん 昨年、東野さんの『秘密』を読み終えて、 今度はこの小説だなと。 長編で時間をかけて読み終えた。 心の性と身体の性の不一致、 LGBTQ。 自分らしく生きることを考えるにも 役立つ内容だが、 ヘビーに感じた場面もあった。 自分の仕事を考えたら読みたくもなった。 男と女はメビウスの帯の上にいるの考え方に なるほど〜と頷けた☺️ -
ふたつのしるし
著者:宮下奈都さん 遥奈(はるな)と温之(はるゆき)。 1991年から2人のハルが出会う、2011年の震災のあった年までの物語。 あの日だから出会えて”しるし”が見つけられたんだろうな。 奇跡的とも思える出会い🥰 『愛のしるし』を視聴して頭の中でグルグル☺️ 改めていい曲だなぁ。表紙も☺️ -
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん
著者:友井羊さん シリーズ第1巻目。 早朝にもひっそりと営業しているスープ屋「しずく」。 数々のスープが出てきては食欲をそそられた。 店主の麻野さんがお客様の謎解きをしていきながら、 自身の過去の出来事も明かされていく。 心身の不調を抱えている方にもオススメ☺️ 近い内に2巻目も読みます。 -
哀愁しんでれら もう一人のシンデレラ
著者:秋吉理香子さん ただ幸せになりたかっただけなのに。 8歳になる娘がいる、10歳以上離れた夫との結婚生活。 継娘や夫の行動、考え方にゾッとさせられた。 ラストの展開は、秋吉理香子さんワールドだったな。 3人それぞれの視点で進んでいく物語。 大晦日に読了☺️ -
大晦日の大宮駅
8番線のベンチ。 電車を待ちながら、小説を開いていました。 ここから高崎へ向かう電車は本数が少なく、 待ち時間で小説を6ページほど進めることができました。 ようやく電車が到着。 乗り込むと予想外の混雑ぶりで、空席は一つもありません。 仕方なく座るのを諦め、運転席近くの壁に寄りかかりました。 再び小説のページをめくります。 30分も経つと、車窓には田んぼや畑が次々と流れていきます。 懐かしい風景に、育った田舎が近づいているのを実感しました。 今は家族や親戚と過ごす時間を楽しみにしていられ... -
禁忌の子
著者:山口未桜さん 話題のデビュー小説。ようやく読み始めたら、 冒頭の出来事から心を鷲掴みされて スピーディーに読み進めていった。 重くて深刻な内容だった。 その後の日常が知りたくなる。 医師の城崎先生。違和感にするどく、 感情にじゃまされず見事な解明でした。 シリーズ第2弾も気になります。 -
今だけのあの子
女性同士の友情がテーマの 5つの短篇ミステリ集。 どの物語も繋がりがあって読み応えあり。 最後の高齢者女性同士の友情が良かった。 亡くなった夫が妻へ残した メッセージに愛を感じた。 人生において出会う人たち。 たとえ短い期間であっても 大切にしたいなと思えた内容でした☺️ 解説は、全物語を読み終えてから 読んでみてくださいね。 また読み返したくなるかと😉 著者:芦沢央さん