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ようこそ、わが家へ
著者:池井戸潤さん 日常生活の恐怖。銀行からの出向先での不正取引のこと。 主人公は50代男性。気弱な性格と思っている中、 誠実に生きているからこそ、 家族や仕事仲間に助けてもらえたんだろうな。 会社員ならではの辛さ。 ”自分の尊厳を取り戻す”が印象に残った。 読み応えあり☺️ -
かばん屋の相続
著者:池井戸潤さん 表題を含めた銀行に勤める男性たちの 苦悩、困難、哀しみを描いた 6つの短編集。 解説を読むと、各物語がよりよくわかるし、 池井戸さんの他の代表作も読んでみたくなる。 「芥のごとく」と「 妻の元カレ」の話は、 仕方ないのかな。やるせない気持ちになった。 -
人魚が逃げた
著者:青山美智子さん 今回の小説も期待を裏切ることなく、 心が洗練されたのと、 小説や童話の良さを改めて教えてもらえました。 表紙の田中達也さんなども物語に登場したり、 銀座が舞台で☺️ あー、あそこだなぁ。 なんて思ったり😉 今度こそ本屋大賞ベストワンに輝いて欲しいです☺️ -
迷惑な終活
著者:内館牧子さん エンディングノートだ、断捨離だとか、 それは自分のためというより、 残される家族のために。の思いに寄った考え方だなと。 自分を考えたら、やり残したことにケリをつける。 それが終活だ。の考え方がイイ! 人生後半。 まだ身体が自由に動く今から計画しておきたくなった☺️ -
おいしいごはんが食べられますように
著者:高瀬隼子(たかせじゅんこ)さん 芥川賞受賞作品。ようやく読み始めたものの、 強い印象が残らなかった。高瀬さんの別作品の方が良かったな。 私は小説に出てくる、仕事の出来る女性推しです☺️ ラストの終わり方。えっ、結婚?って思った。 「食」勝ちなのかな。再読が必要かも知れない。 -
風の港 再会の空
著者:村山早紀さん 初作家さんとの出会い。 空港を舞台に、5つのそれぞれの人生の物語。 時に自分の生き方はこれで良かったのだろうか。と 立ち止まりながらも、不思議な出来事や出会いから、 信念に沿った生き方は間違いではなかったんだなと思わせてくれた。 空港に行きたくなります☺️ -
シフォン・リボン・シフォン
著者:近藤史恵さん 本のタイトルはお店の名前。 派手でオシャレな高級下着。服の下に隠れて見えないけれど、 自分のお気に入りを身につけると気分は上がるもの😉 ショップ店員さんのこと。身体についてのコンプレックス。 母親の介護。女性に多い病気。 読みやすかった☺️ -
夜が暗いとはかぎらない
著者:寺地はるなさん 大阪。暁町にある あかつきマーケットの閉店が決まった中、 マスコットの着ぐるみのあかつきんが行方不明に!? 町中に出没しては人助けをしているようだが、 実は中に入っている人も人々と触れ合いながら 助けてもらい救われていく。 心に寄り添い系の13の物語。 -
伝言猫が雪の山荘にいます
著者:標野 凪(しめの なぎ)さん シリーズ第二弾。 伝言猫として働くふー太。 今回は助手の力を借りて大活躍でした😊 猫の視点からの人間のあたたかさ、優しさが伝わってくること。 降り積もる雪の描写や美しい詩も出てきます。 自分が自分に会いたい。 「ほんとうに大切なのは、心です」に☺️ -
片想い
著者:東野圭吾さん 昨年、東野さんの『秘密』を読み終えて、 今度はこの小説だなと。 長編で時間をかけて読み終えた。 心の性と身体の性の不一致、 LGBTQ。 自分らしく生きることを考えるにも 役立つ内容だが、 ヘビーに感じた場面もあった。 自分の仕事を考えたら読みたくもなった。 男と女はメビウスの帯の上にいるの考え方に なるほど〜と頷けた☺️ -
ふたつのしるし
著者:宮下奈都さん 遥奈(はるな)と温之(はるゆき)。 1991年から2人のハルが出会う、2011年の震災のあった年までの物語。 あの日だから出会えて”しるし”が見つけられたんだろうな。 奇跡的とも思える出会い🥰 『愛のしるし』を視聴して頭の中でグルグル☺️ 改めていい曲だなぁ。表紙も☺️ -
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん
著者:友井羊さん シリーズ第1巻目。 早朝にもひっそりと営業しているスープ屋「しずく」。 数々のスープが出てきては食欲をそそられた。 店主の麻野さんがお客様の謎解きをしていきながら、 自身の過去の出来事も明かされていく。 心身の不調を抱えている方にもオススメ☺️ 近い内に2巻目も読みます。