手紙

手紙

強盗殺人犯の兄の弟の視点で物語が進んでいく。
幸せを手に掴んだと思っては、加害者の家族として
次々と断念していくことになってしまう。
弟の就職先の社長の言葉に重みを感じた。
「差別はね、当然なんだよ」
物語の終わり方に放心した状態に近くなった。
深くて考えさせられた。

身寄りが少なすぎたし、
若すぎる兄弟を助けることが出来たなら
犯罪とは無縁だったかも知れない。
罪を一生背負う結果が悲しい。

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